いもこ列車
北へ南へ記事は転々と…
今回は前夜に新潟でレンタカーを借りだし、山形県は河北町の河北中央公園にやってまいりました。
駅名になっていない地名に弱いオタクなので分かりやすく認識するとすれば、山形新幹線のさくらんぼ東根と左沢線の寒河江の中間地点といったところですかね。
目的はこちらのいもこ列車です。
(晴れるとは思っておらず…)
いもこ列車というのは、奥羽本線の神町(現在のさくらんぼ東根の隣駅)から谷地(現在保存されている公園周辺)までのわずか5.6kmを結んでいた路線「谷地軌道」のことです。
走っていたのは1916年~1935年という極めて短い期間。
お芋を運んでいた…というわけではなく、火の粉止めがついた大きい煙突が里芋に似ているからついた愛称だそうです。
「台糖」「〇湖」の銘板
機関車は台湾の渓湖製糖で使われていた347号機。
当時のいもこ列車は現存しておらず、この機関車は全くの別物なわけですが、そんなことを言うのはは無粋というものでしょう。
100年近く前の20年間だけ走っていた列車をこのような形で残そうとする努力には頭が下がります。
シンボルの「いもこ」型煙突も改造して復元したもののようです。
いかんせん想定外の晴れで写真は大苦戦…お目汚しすみません…
満員御礼
このような感じでキャブ側に増設されたスペースに子供たちを乗せて行ったり来たり。
料金はなんと無料…!
最後のほうに大きいお友達である私も乗せてもらいましたが、楽しかったですw
バック運転で車庫に収まるところまで見届けて、2時間の展示運転が終了。
今度は私が運転する番ですので(?)、レンタカーを新潟まで返却回送。
磐越西線の最終で会津若松→ネカフェ泊→郡山周りで在来線という奇妙なルートで帰途につきました。
いもこ列車のすぐ近くに展示されているヨ8000。
参考資料
いもこ列車 - 雛とべに花の里・河北町
公式情報はコチラ。今年度の運転は終了しています。
『いもこ列車 ~谷地軌道物語~』を見る。|編集長敬白|鉄道ホビダス
ご存知編集長敬白。
やまがた橋物語-最上川第2部【谷地橋(河北)】|山形新聞
以下のエピソードがおもしろかったので。
いもこ列車には、自転車が競走するようなスピードだったとか、大勢の力士が乗ったため上り坂で止まり、その力士が後ろから押した、というエピソードも残っている。
…ホンマか?